キッチン
外部からの騒音や隣接する住戸から響く音を抑え、快適な住まい空間を創るために、外部に面する壁は150㎜以上、隣接する住戸間の壁はコンクリート壁180㎜以上、または乾式耐火遮音間仕切壁を採用しています。戸境壁は隣戸からの音が伝播しにくいよう躯体にクロスを直接貼り、空間を設けない工法を採用。
排水管の継手に一体構造された羽が排水の流れに旋回力を与えながら流れる速度を緩和し、空気コアを生じさせスムーズかつ静かな排水流下を可能にしています。また、排水音を低減すべく、硬質ポリ塩化ビニル管を採用。
居室に面するパイプスペース(PS)、水回り(洗面室・浴室・トイレ)の間仕切り壁をプラスターボード二重張りにして遮音効果を高めています。また、全戸にファイバースコープで管の内部を確認できるよう、点検口を設けています。
居室と水廻りが隣接する場合の間仕切壁は、壁の片面のプラスターボードを床スラブから天井スラブまで二重に貼りました。これによって天井内からの音の伝わりにも配慮しています。
冬場の冷え込みや不快な結露、夏場の熱気などの対策として、居室開口部に高断熱ペアガラスを採用。独自の複層構造により断熱性能を高めています。ペアガラスサッシは、2枚の板ガラスをスペーサーによって一定のすき間を開けて保持。スペーサーに封入された乾燥剤が、すき間の空気層を乾燥状態に保つ構造になっており、断熱性や結露対策などに効果があります。
すべての窓ガラスはLow-E高断熱タイプを採用。冬場に室内の熱が逃げにくく、かつ室外の冷気も室内に入りにくい性能を有しています。また、結露も低減します。